Earth Compass

Daily Earth Risk Report

2026年7月25日(土)08:06 JST時点

予知ではなく、確かな観測から。
気象庁・国土地理院・防災科研・NICTなどの公開情報を統合した防災リスク評価です。地震の日時・場所・規模を予測するものではありません。

本日の総合判定

🟡 注意

Earth Score:34 / 100
前日比:→ 変化なし
評価確度:中

本日の「注意」は、主に次の2点を継続監視する予防的判定です。

  • 東北・三陸沖におけるM7級地震後の活動と余効変動
  • 7月23日の奄美大島近海M4.7後の南西諸島周辺の推移

現時点で、日本全体の警戒を「警戒」または「高警戒」へ引き上げる公的情報や、複数の独立した観測異常の一致は確認されていません。

※Earth ScoreはEarth Compass独自の整理指標で、公的機関の公式指数ではありません。


地域別評価

地域判定前日比主な根拠
日本全国🟡 注意東北沖の地震後活動を継続監視
東北・三陸沖🟡 注意岩手県沖M7.2後の活動・余効変動
南西諸島・奄美🟡 注意奄美大島近海M4.7後の推移を確認
沖縄・八重山🟢 通常地殻変動に特段の変化なし
南海トラフ🟢 通常相対的リスク上昇を示す特段の変化なし
首都圏🟢 通常最新月次資料で広域的な変化なし

1.地震活動

日本全国:🟡 注意

直近の主要な有感地震として、7月23日18時22分に奄美大島近海、深さ約10kmでM4.7の地震が発生しました。気象庁の最新一覧には、その後も奄美大島近海でM3クラスの震度1の地震が掲載されています。現段階では、この活動だけで南西諸島全域の大規模地震リスクが高まったとは判断できません。Japan Meteorological Agency

東北では、6月25日の岩手県沖M7.2、最大震度6強の後、7月2日正午までに震度1以上の地震が23回発生しました。大規模地震後の活動として、引き続き注意が必要です。Japan Meteorological Agency

判定上の留意点

  • 地震の数が一時的に増えただけでは、次の大地震を予測できません。
  • M3~4級地震の発生のみを理由に「警戒」へ引き上げません。
  • 地震活動、地殻変動、ひずみ観測、海底観測など複数系統の一致を重視します。

2.東北・三陸沖

🟡 注意

国土地理院は、岩手県北部から青森県にかけて、6月25日の岩手県沖地震に伴う地殻変動を確認しています。また、4月20日の三陸沖地震および5月15日の宮城県沖地震後の余効変動も継続しています。GSI Japan

これらは主として発生済みの地震に対する地殻の応答です。新たな大地震の前兆とは断定できませんが、余震域周辺では今後も強い揺れを伴う地震が起こり得ます。


3.地殻変動・GEONET

🟡 東北で地震後変動、その他は概ね平常

7月25日時点で、全国を網羅する最新の月次資料は、国土地理院が7月8日に公表した6月分です。

その内容は次のとおりです。

  • 東北:岩手県沖地震に伴う変動と、三陸沖・宮城県沖地震後の余効変動
  • 関東・中部:特段の変化なし
  • 近畿・中国・四国:特段の変化なし
  • 九州:特段の変化なし
  • 沖縄:特段の変化なし GSI Japan

静岡県西部から愛知県東部では、2022年初頭から長期的ゆっくりすべりに起因すると推定される非定常変動が継続していますが、公的評価では従来の観測範囲に位置づけられています。GSI Japan


4.南海トラフ

🟢 通常

気象庁の最新評価は7月7日発表です。

南海トラフ沿いでは、

  • 特に目立った地震活動なし
  • プレート境界の固着状態に特段の変化なし
  • 大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まったと考えられる変化なし

と評価されています。JMA Data

四国中部、紀伊半島北部、東海で深部低周波地震と短期的ゆっくりすべりが観測されましたが、気象庁は従来から繰り返し観測される現象としています。JMA Data

「通常」は安全宣言ではありません。 南海トラフでは、平常時から長期的な切迫性が高いという評価に変わりはありません。


5.沖縄・八重山

🟢 通常

国土地理院の最新月次資料では、沖縄地方に特段の地殻変動は報告されていません。GSI Japan

奄美大島近海の地震は南西諸島の活動として確認を続けますが、奄美と八重山は離れており、この地震だけを根拠に石垣島・八重山の短期リスクを引き上げる科学的根拠はありません。

八重山での行動基準

海岸、港、米原ビーチ、リーフ外で次を感じた場合は、警報確認より避難を優先してください。

  • 強い揺れ
  • 弱くても長く続く揺れ
  • 急激な引き潮
  • 異常な海面変化

シュノーケリング中は防災無線や通知を把握しにくいため、入水前に高台の方向と帰岸経路を確認してください。


6.首都圏

🟢 通常

最新のGEONET月次評価では、関東・中部地方に特段の地殻変動は報告されていません。GSI Japan

6月には茨城県南部M5.5、千葉県北東部M5.8、山梨県東部・富士五湖M5.6など、強い揺れを伴う地震が発生しましたが、現時点で首都圏全域の短期的リスク上昇を示す広域異常とは評価されていません。Japan Meteorological Agency

首都直下地震は、明瞭な前兆を捉えられないまま発生する可能性があるため、「通常」の日も家具固定と停電対策が重要です。


7.海底観測

🟢 新たな公的警戒情報なし

S-net、DONET、N-netなどは、日本周辺の地震・津波を早期検知するための観測基盤です。

本日朝時点で、海底観測に基づく新たな南海トラフ地震臨時情報や、沖縄・八重山を対象とする警戒情報は確認されていません。最新の南海トラフ情報は7月7日の定例解説情報です。JMA Data

Earth Compassでは、個別のリアルタイム波形を独自に「前兆」と判定せず、気象庁や防災科研の公式評価を通じて反映します。


8.太陽活動・地磁気

宇宙天気:⚪ 最新数値の取得に制約あり

地震リスクへの反映:なし

NICTは太陽フレア、太陽風、地磁気擾乱、電離圏嵐などを継続監視しています。これらの情報は主に、通信・放送、GNSS、衛星運用などへの影響評価を目的としています。Space Weather Forecast

本日のNICTトップページから最新の予報数値を安定して取得できなかったため、宇宙天気の状態を断定的に数値評価していません。

ただし、重要な点は変わりません。

太陽フレアや地磁気変動から、地震の日時・場所・規模を実用的に予測できるという科学的根拠は確立されていません。

そのため、宇宙天気は本日の地震リスク判定に加点していません。


9.電離層・TEC・イオノグラム

⚪ 参考情報・研究段階

電離層は、太陽活動、地磁気、季節、時刻、大気波動など、多数の要因によって変動します。

大地震前のTEC変動や電離層異常を研究する取り組みはありますが、現時点では以下を安定して予測できません。

  • 発生日
  • 震源位置
  • 地震規模
  • 異常が地震由来か宇宙天気由来か

したがって、Earth Compassでは電離層の変化単独で警戒レベルを変更しません。


前日からの変化

指標変化
全国の地震活動→ 顕著な悪化を示す公的発表なし
東北・三陸沖→ 注意継続
南西諸島・奄美→ M4.7後の推移を監視
沖縄・八重山→ 通常継続
地殻変動→ 新たな月次公表なし
南海トラフ→ 通常継続
首都圏→ 通常継続
海底観測→ 新たな警戒情報なし
宇宙天気⚪ 最新数値の確認に制約
Earth Score34 → 34

今日の防災コメント

石垣島・八重山

本日は、海に入る前に同行者と次のルールを共有してください。

強い揺れ、長い揺れ、異常な海面変化のどれか一つでも感じたら、合図を待たず帰岸・避難する。

リーフ外では帰岸に時間がかかります。スマートフォン通知を確認してから動くのではなく、異常を感じた段階で海岸から離れる判断が重要です。

全国共通

今日は非常持出品のうち、次の3点を確認してください。

  • 飲料水
  • モバイルバッテリー
  • 常用薬と身分証明書の写し

Earth Compass総括

日本全体で、大規模地震の短期的切迫性を示す複数の確立された観測異常の一致は確認されていません。
東北・三陸沖はM7級地震後の活動のため「注意」を継続します。
南西諸島・奄美はM4.7後の推移を確認します。
沖縄・八重山、南海トラフ、首都圏は「通常」です。

Earth Compass
予知ではなく、確かな観測から。

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